やきはた小学校課外授業
食べて、川で遊んで自然を満喫
箕輪町に今年5月に開校した町公民館の元気がでる講座「やきはた小学校」。学生の小学生以下の親子が23日、課外授業で大泉ダム上流に出かけた。
やきはた小の履修科目は初級農学。親子で 野菜を作り収穫祭をする。これまで付属農園でジャガイモなどの作付け、草取りの授業をしてきた。
第1回の課外授業は農学からちょっと離れて「川遊びとバーベキュー」。水着着用、浮輪持参の子ども13人と大人9人が参加した。
学習課題は▽川の中に露天風呂をつくる▽バーベキューでパワーをつける▽簡単アウトドア料理を覚える-。いっぱい食べ、思い切り遊ぶ授業だ。
冷たくても平気!川遊びって楽しい
アウトドア料理はお母さんたちの課題。ダッチオーブンにキャベツ、ベーコン、タマネギなどを入れじっくり煮込むだけ。かまど作りは、薪にする少し大きな木を探し集めて子どもたちも協力。お父さんたちの火起こしを興味津々で観察した。
バーベキューは子どもたちの得意分野。「おいしい」を連発してもりもり食べ、用務員特製の焼きそばもぱくぱく食べた。簡単アウトドア料理もおいしく出来あがり、「これ、いい」「今度やってみる」とお母さんたちにも好評だった。
腹ごしらえが済んだら、お待ちかねの川遊び。「絶対に深い場所にはいかない」と約束し、子どもたちは元気に川に突入。冷たい水もなんのその。石や棒で水をせき止め、せっせと川底を掘って完成した露天風呂は、お尻が半分浸かるくらいの浅い風呂だが、浮輪着用で“入浴”。お腹が川底に着きそうな場所でもシュノーケルを着けて泳いだり、浮輪を着けて水辺に座ったり、魚を探したり、いっぱい遊んだ。
「冷たくなーい」と川で遊んだ子どもたち。しかし外は曇天。やはり寒かった。木などをくべてたき火をし、体を温めた。「大泉ダムは南箕輪村の水源。きれいにしよう」と、最後は河原のごみも拾った。
川での遊び方、アウトドア料理、たき火の仕方など遊びながら学んだ課外授業。「また来たい」「川遊びが楽しかった」と大満足の子どもたち。「学校の内容がいい」「親子でできるのがいい」と親も楽しく過ごした。
開校からわずか3カ月。「来年もあるよね。やきはた小」。すでに、そんな声が聞こえている。