信州ベンチャー企業優先発注事業に上伊那3社認定
県内の中小企業の育成のため県が行っている「信州ベンチャー企業優先発注事業」に上伊那3社の新商品が認定されました。 伊那市高遠町で有害鳥獣対策製品の開発・製造などを行う㈲会社ヒットビジネスのくくり罠「アニマルヒット2(ツー)」と「アニマルヒット3(スリー)」が認定されました。 はねあげる速さが早いこと、設置が簡単なことが特徴です。
伊那市狐島で紙器・段ボール製品の製造を行うアリマックス株式会社の非常用段ボール製トイレ、「トイレの救世主」が認定されました。 組み立て式の段ボールの中に携帯トイレをはめこんで使うもので、災害時や介護などで使用できます。
箕輪町沢上の株式会社JINRIKIでは、装着型の車椅子をけん引する補助装置“JINRIKI”が認定を受けました。 ほとんどの車椅子に装着することができ、緊急時に通常の車椅子の3倍以上の速さで避難ができるということです。
信州ベンチャー企業優先発注事業は、県内の中小企業の育成のため行われているものです。 商品が認定されると県が随意契約で購入することできます。 県内の企業が設計・生産に携わった新商品が対象で、独創性があり経営や生活の利便性に寄与することなどを基準に選定されます。 今回は県内11社から応募があり、すべての商品が認定となりました。 県では、「チャンスを広く提供することで中小企業の応援をしていきたい」と話していました。