箕輪町新たに7キロ柵設置
鳥獣被害対策実施隊も設置へ
箕輪町は、ニホンジカなどの食害に対応するため三日町から福与までの7キロにわたり新たに防護柵を設置します。 これは、29日町文化センターで開かれた、野生鳥獣対策協議会で報告されました。 箕輪町ではこれまで、竜東地区の辰野町境から長岡までのべ7.8キロに渡り防護柵を設置してきました。 今年度は、その延長として、三日町から伊那市境の福与までの7キロを設置します。 事業費は3,990万円で、半分を町が、4割を国が、1割を地元が負担します。 また、猟友会の活動を支援するために、鳥獣被害対策実施隊を設置したい考えを示しました。 実施隊が設置されれば、隊員は、町の非常勤特別職として身分が保証されるほか、狩猟税の軽減、銃を所持する許可更新の講習免除などの優遇処置が受けられます。 町では、この実施隊の設置条例案について、9月定例町議会に提出する予定です。 箕輪町の平成24年度の鳥獣被害は、24ヘクタール、およそ1600万円で、昨年度初めて、減少に転じています。