中尾歌舞伎9年ぶり熱田神社で公演
公園に向け練習に熱
伊那市無形民俗文化財に指定されている中尾歌舞伎。10月12日に、国重要文化財の熱田神社で9年ぶり2度目となる公演を行ないます。 29日夜は、伊那市長谷の中尾座で歌舞伎保存会のメンバーが、10月の公演に向けて練習を行っていました。 今回の演目は、「人情噺(にんじょうばなし)文七元結(ぶんしちもっとい)」。中尾歌舞伎が得意とする演目のひとつです。 これは、平成16年に、熱田神社でおこなわれた公演の様子です。悲劇を演じることが多い中尾歌舞伎の演目の中で、文七元結はコミカルな部分もありハッピーエンドの演目です。
国重要文化財の熱田神社境内で公演
国重要文化財に指定されている現在の熱田神社は江戸時代の宝暦13年1763年に改修されたものです。公演が行われるのは境内にある舞台です。 神前で踊りや芝居などの芸能を神様に奉納するために使用されたもので、伊那市文化財に指定されています。 歌舞伎保存会も、9年ぶりの熱田神社での公演に向け稽古にも熱が入ります。 今回の中尾歌舞伎の公演は、10月13日におこなわれる長谷ふるさと祭りのプレイベントとして、前日の12日、午前11時30分から行われます。 12日は、熱田神社の地元・溝口の祭りも同時開催されることになっています。