リニア500キロ 走行試験再開
JR東海による山梨リニア実験線の延伸工事が完了し最高時速500キロの走行試験が再開されました。 山梨県にある実験線は、これまで18.4キロの区間で行われていました。 平成23年から延伸工事が行われ総延長は42.8キロとなり29日L0系と呼ばれる新型車両のリニアによる最高時速500キロの走行試験が再開されました。
リニア出発式
出発式にはJR東海の葛西敬之会長、山田佳臣社長のほか太田昭宏国土交通大臣など40人が出席しました。 式のなかで葛西会長は「リニアが走り始めることは世界の交通技術の歴史に記念すべき足跡となる」とあいさつしました。 出発式終了後、報道陣に車内が公開され走行試験が行われました。
ホームは中間駅をイメージ
乗客が乗り降りするホームは中間駅をイメージしたものとなっています。 ホームからリニアへは伸縮する通路を通ります。
500キロを体感
走行試験ではおよそ1分間にわたり500キロ代での走行が行われました。 JR東海では2027年に東京、名古屋間での開業を目指していて、最短40分で結ぶ計画です。 走行実験は最大12両を予定していて実用化に向けた超電導リニア技術の向上やコストダウンに取り組んでいくということです。