伊那警察署で地震総合防災訓練
チェーンソー使用時の注意点学ぶ
伊那警察署は、防災週間初日となった8月30日、地震総合防災訓練を行いました。 署員の災害対処能力を向上させようと行われたもので、若手を中心に60人が参加しました。 庁舎内の消火栓を使用した放水訓練では、消火栓の使い方の説明を聞いた後、署の外にホースを延長して実際に中庭に放水をしました。 南側駐車場では、チェーンソーの操作訓練が行われました。 東日本大震災の時に被災地でも救助活動にあたった元県機動隊の中内巡査部長が、取り扱う際の注意点を経験に基づいて説明しました。 当時被災地では、防風林の木が散乱している状態でそれを取り除くためにチェーンソーを使用する機会が多くあったということです。 訓練では、停電時に信号を動かすことができる発電機や密閉された部屋やガス漏れ現場でも使用できる圧縮空気を利用した機器の説明もありました。 青木辰夫所長は、「万一災害が発生した場合は、警察が安全・安心のよりどころとなる。普段から準備をしていきたい」と話していました。