箕輪町地震総合防災訓練
町内15地区一斉に
9月1日の防災の日に合わせ、各市町村では防災訓練が行われます。 このうち箕輪町では31日、地震総合防災訓練が町内15地区一斉に行われました。 訓練は、東海地震と大雨による土砂災害などの複合災害を想定して行われました。 午前8時20分。 地震発生の可能性が高くなっているとの警戒宣言が発令され、その5分後には避難勧告が出されました。 箕輪町大出の大出コミュニティセンターには、住民126人が自宅から避難してきました。 常会ごと避難者の人数を確認すると自主防災組織の本部に報告していました。 午前8時45分、地震発生を知らせるサイレンがなると住民らは地面にしゃがんで頭を守る姿勢をとっていました。 避難者の人数と負傷者を把握すると、町が今年度運用を始めたデジタル防災行政無線を使って、役場に設けられた対策本部に報告していました。 各地区ではこの後、消防団の指導のもと初期消化や救護訓練が行われました。 他に、今回モデル地区となった木下区は、障害者や支援を必要とする人の為の福祉避難室を箕輪進修高校の体育館に開設しました。 住民らは仮設トイレの組み立て方や目の不自由な人への支援方法を学びました。 平澤豊満町長は「セーフコミュニティ国際認証都市として災害に強い街づくりを進めていきたい」と話していました。