大豆・そば乾燥調整施設がしゅん工
強い農業づくりへ有効活用
飯島町田切の大豆乾燥調整施設と本郷のそば乾燥調整施設が完成11日夜、JA上伊那飯島支所で合同のしゅん工式を行った。両施設とも国の05年度強い農業づくり総合対策事業を導入して整備した
うち、田切農産(柴芝勉社長)が運営する大豆乾燥調整施設は、乾燥設備4トン2基を整備、50ヘクタールの大豆、74トン処理する。事業費2800万円。
一方、本郷営農組合(伊藤一男組合長)が事業主体のそば乾燥調整施設は乾燥設備4トン4基を整備、40ヘクタールのそば92トンを処理する。事業費約4100万円。
県や町、両施設関係者ら約60人が出席したしゅん工式で、田切農産の柴芝社長は「経営の安定を図り、魅力ある農業、足腰の強い農業を目指したい」。本郷地区営農組合の伊藤組合長は「来年2月には法人組織を立ち上げ、県内唯一の種子生産地として、差別化を図り、競争に打ち勝っていきたい」と、それぞれ施設の有効活用を誓った。
しゅん工式に先立ち、各施設の見学会も行った。