信州大学公開講座 土砂災害抑制方法を学ぶ
森林を活用した土砂災害抑制方法を考える信州大学農学部の今年度の公開講座が、7日、開かれました。 講座には、高校生1人を含む住民17人が出席しました。 信州大学では、地域や一般の人に大学でどの様な授業が行われているのかを理解してもらおうと、毎年公開講座を開いています。 今回は、深層崩壊をはじめとする土砂災害が全国各地で発生していることから、その実態やメカニズムについて、森林科学科の平松晋也教授が話をしました。 このうち、砂防えん堤の効果についての実験では、小型の水路模型を使って土石流を発生させ、砂防えん堤の効果の違いをみました。 平松教授は「土砂と水を分離することができれば、土砂災害を防ぐことができる」と説明しました。 信州大学農学部では、大学の研究の成果を普及する手段として今後も公開講座を開くとしています。