狼煙リレーで伊那谷がつながる
戦国時代に活用されていたとされる煙を使った通信手段「狼煙」をつなぐリレーが9日行われ、下伊那から箕輪までが狼煙でつながりました。 伊那市の西春近北小学校の校庭には地域住民50人ほどが集まりました。 午前9時半、西春近の物見や城から狼煙が上がると、ワラに火をつけ、狼煙台に点火しました。 戦国時代の武将、武田信玄は伊那谷に狼煙のルートをつくり、情報を伝達していたといわれています。 狼煙リレーはそのルートを再現しようと飯田・下伊那の公民館などでつくる武田信玄狼煙会が2008年から始めたもので、今年は下伊那の根羽村から箕輪町まで14市町村で行われました。 西春近自治協議会では地域の歴史を学び伝えていこうと3年前から狼煙リレーに参加しています。 7日は終点の箕輪町まで無事つながったということです。 狼煙リレーは山梨県までつなげることを目標にしているということです。