宮田村職員の地区担当制を活用して町3区が花壇整備
昨年度の導入以降、目立った動きがなかった宮田村の職員地区担当制を活用しようと13日、町3区役員が担当の村職員に呼びかけて花壇整備作業を行なった。自立のむらづくりを進めている同村内では、村職員への風当たりが強いが「このような機会をきっかけに、対話を広げていきたい」と、手をとりあって汗を流した。
担当職員5人が参加。区の役員や進んで協力を申し出た公民館分館のメンバーらと一緒に作業を進めた。
整備した現場は中学校近くの村の幹線道路沿い。もともと村が花壇を設けていた所だったが、近年は放置されていたため、区が担当職員に要請して再整備することになった。
住民福祉課の24歳男性職員は同区内に住んでいるが、地域の作業に参加するのは今回が初めて。「いつもは両親が出るし、若い人がいないので機会がなかった。声をかけてくれれば、今後も参加したい」と話した。
担当制の同区チーフを務める村教育委員会の中塚藤男生涯学習係長は「職員も区民のひとりだが、このように接点を持ち、対話が進めば違うはず」と説明。「これをきっかけに良い方向にむかえば」と期待を込めた。
村内の多くの地区で住民と職員の双方が・ス接点・スを暗中模索しているのが現状だが、町3区の伊藤賢治区長は「私たちから積極的に職員に投げかけることも重要なのでは」と話していた。