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第1回西駒んボッカ開催

雨の中 121人が参加

第1回西駒んボッカ開催
鳩吹公園をスタートする参加者たち

 中央アルプスにある標高2690メートルの西駒山荘に建設用のレンガを持って登りそのタイムを競うレース、第1回西駒んボッカが、15日行われました。  西駒山荘まで持ってあがるのは、2.5キロのレンガです。  参加者はスタート会場となっている鳩吹公園で受付を済ませると、早速、レンガを受け取っていました。  午前6時30分、合図とともに参加者が一斉にスタートしました。レースには、県内を中心に全国から121人が参加しました。  このレースは、任意団体「西駒こまくさ会」が主催しています。  レースは、鳩吹公園を出発し、舗装されたロード5.1キロと桂小場から西駒山荘までの登山道6.5キロの、合わせて11.6キロを走ります。  トップランナーは、出発から30分後の午前7時前には桂小場から登山道へ入っていきました。 その後も、雨が降る中、続々とランナーが山を登っていきました。 鳩吹公園から、標高2690メートルの西駒山荘までは、標高差が1750メートルあります。

運んだレンガは西駒山荘の建築資材として活用

第1回西駒んボッカ開催

 中箕輪尋常高等小学校の駒ケ岳集団遭難から100年目を迎える今年、西駒山荘の建て替えが行われています。  遭難後の大正4年に、二度と悲惨な遭難が起きないようにと地元住民が建てた西駒山荘の精神を受け継いでいこうと、建設資材を持って登山するボッカ大会が企画されました。  午前8時半前、箕輪中学校教諭の北原崇志さんと伊那市の会社員鈴木昌幸さんの2人がトップを争い、先にレンガを置いた鈴木さんが優勝しました。  参加者は、西駒山荘にゴールするとレンガに名前などを記念に書いていました。  運び上げられたレンガは、山小屋の床材として利用され、1年限りではなく、数年かけてレンガの床を完成させる構想です。 大 会の結果、男子一般の部は伊那市の鈴木昌幸さんが1時間53分07秒 女子一般の部は、愛知県早川香里さんの2時間33分14秒で優勝しました。

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