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伊那市、遊休農地を利用したヤマブドウを使って地域ブランドワイン生産を検討

 遊休農地の問題を解消すると共に、地域ブランド産品を確立しよう窶狽ニ伊那市は、市内30ヘクタールの荒廃農地を活用してヤマブドウを生産し、それを使った地域ブランドワインの商品化を検討していることを14日、明らかにした。現地を環境調査し、適しているか確認でき次第、具体的生産に移りたいとしている。調査費は来年度予算に計上する予定。
 案は官学連携協定を結ぶ信州大学農学部との交流会で示した。
 知名度のある地域ブランド産品の開発と遊休農地問題は市の課題であり、双方を結び付ける形で地域ブランドワインの商品化案が浮上。「遊休農地の環境は、ヤマブドウづくりに一番適しているのではないか」と、ワインを選んだ。
 市は、ブドウの生産から商品化まで、多方面での大学側の協力を要請。
 唐澤豊学部長は「生産コストが下げられなければ、付加価値の高い農産物の生産が必要。そうした面で協力していけるのでは」と前向きな意向を示した。
 地元産畜産物を使った「チーズ」「ダチョウ肉のつまみ」など、ワインとセット販売できる加工産品の開発も検討しており、ワインをきっかけに、さまざまな産品のブランド化を図りたいとしている。

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