千両千両井月さんまつり イベントいろいろ
漂白の俳人井上井月で地域活性化をはかろうという千両千両井月さんまつりが14日から一週間行われました。 最終日の21日は伊那市のいなっせでさまざまなイベントが行われました。 階ホールでは、「井月が現代に生きていたら」をテーマに、キャラクターファッションショーが開かれました。 ショーには4人が参加し、思い思いの井月像を表現しました。 井月の生涯を描いた映画「ほかいびと」で使われた衣装を着て登場した女性もいました。 千両千両井月さんまつりは、井上井月を広く知ってもらい中心市街地の活性化につなげようと実行委員会が初めて行ったものです。 第22回信州伊那井月俳句大会も今日開かれ、去年より312句多い、1,536句が全国から寄せられました。 大賞には、松本市の太谷米子さんの作品「ゐるはずもなき母のゐて夕桜」が選ばれました。 文学博士で俳文学者の復本一郎さんは「井月の内なる芭蕉」と題して講演しました。 井月は、江戸時代の俳人松尾芭蕉の句をもとに作ったとされる作品を残しています。 復本さんは、「井月は生き方のみならず句の作り方も芭蕉から学び、優れた俳人になった」と話していました。 北側広場では、路上パフォーマンスなども行われ、一週間にわたり開かれた井月さんまつりは今日幕を閉じました。