8月月間有効求人倍率
上伊那の8月の月間有効求人倍率は0.79倍で7月から0.07ポイント上昇し、2カ月ぶりに県内最低水準を脱出しました。 ハローワーク伊那によりますと、新規求人数は去年を21.4%上回る1,214人でした。 新規求職者数は、去年を12.9%下回る723人でした。 これにより、8月の月間有効求人倍率は、7月を0.07ポイント上回る0.79倍でした。 0.07ポイントの上昇は、過去2年間で最高の伸び率でした。 ハローワーク伊那では、雇用情勢について、「依然として厳しい状況にあるものの、持ち直しの動きがみられる」として、 今年3月から続いていた「足踏み」との表現を「持ち直し」に上方修正しました。 求人倍率が上昇した主な要因は、製造業や卸売業で景気回復の傾向が見られ、求人数が増えたためです。 また、9月16日から選考が始まった新規高校卒業者の求人倍率は去年を0.04ポイント上回る0.68倍でした。 求人数は去年を5.3%上回る257人でした。 求職者数は去年を1.0%下回る377人でした。 専門技術を求める企業が増えたことにより、高校卒業後の進路の選択を、就職から進学に切り替える生徒が増えてきているということです。