宮下創平さん告別式
2,300人が別れ惜しむ
7日に肺炎のため85歳で亡くなった元衆議院議員宮下創平さんの告別式が、14日、伊那市のグレース虹のホール伊那で営まれました。 告別式には、元外務大臣の町村信孝衆議院議員の他親戚や友人などおよそ2,300人が訪れ、別れを惜しみました。 宮下さんは伊那市の名誉市民で、昭和54年に衆議院議員に初当選し、8期24年間務めました。 平成3年の宮澤内閣では防衛庁長官を、平成10年の小渕内閣では厚生大臣を務めています。 式の中で、町村衆議院議員は「私が初当選した年、宮下さんは3期目を務めていた。新人の私にとってはよき見本だった」と話し、当時を振り返りました。 他に、伊那市の白鳥孝市長は「伊那谷は宮下さんの財産であふれている。他に類を見ないこの素晴らしい地域がさらに発展するよう取り組んでいきたい」と弔辞を述べました。 長男で衆議院議員の一郎さんは「父が亡くなった10月7日はくしくも34年前初当選した日と同じ日だった。故郷を愛し日本の発展に尽くした父の思いを受けつぎ仕上げていかねばならない」と挨拶しました。 告別式終了後、陸上自衛隊松本駐屯地の隊員らおよそ130人による送りの儀式が行われました。 参列者の他、近隣住民らが見守る中弔いの銃声が3発鳴り響くと、手を合わせ故人を見送っていました。