伊那中央病院で災害対応訓練
伊那市の伊那中央病院は、大地震の発生を想定し、災害対応訓練を19日行いました。 訓練は、震度6強の地震が発生し、多数のけが人が出たとの想定で行われました。 正面玄関前ではけがの重症度に応じて治療の優先順位を判断するトリアージセンターが設置されました。 患者に札をつけ、それぞれ緊急度に合わせた治療スペースに運んでいきます。 玄関ホールには、赤色の札がつけられた重症患者の治療スペースが設けられ、応急処置を受けたあと入院病棟などへ運ばれていきました。 伊那中央病院は、24時間被災者を受け入れる上伊那地域の災害拠点病院に指定されています。 訓練は毎年行われていて、20日は職員ら270人ほどが参加しました。 伊那中央病院では、大規模な災害時は、重症患者の治療が優先されるため軽症患者が殺到すると支障が生じるとして、「軽傷の場合は最寄りの診療所を受診してもらいたい」と話していました。