雨でも賑わい 行者そば祭り
信州そば発祥の地「伊那市」をPR
伊那市荒井内の萱で20日、行者そば祭りが行われ、あいにくの雨にもかかわらず多くの人で賑わいました。 行者そば祭りは、そばによる地域起こしの行事として毎年行われていて、今年で27回目です。 20日はあいにくの雨にもかかわらず会場には多くの人が訪れ、伊那市そば打ち名人の会会員による打ちたてのそばを味わっていました。 行者そばは1300年ほど前、駒ケ岳へ修行に向かう行者が内の萱でもてなしを受け、その礼として置いていったそばの種を地域の人たちが守り伝えているとの言い伝えが由来となっています。 祭りでは2千食ほどが用意され訪れた人たちが味わっていました。 一方、もてなす側の地域住民は、器を片付けたり、客への対応などで大忙しのようでした。 行者そばは大根おろしの汁に焼き味噌を入れた「辛つゆ」で食べるのが特徴です。 祭りを開いた荒井区では「近年は関東や中京方面からも訪れる行事になってきた。 区をあげて信州そば発祥の地伊那市をPRしていきたい。」と話していました。