南ア遭対協と県警航空隊 合同ヘリ訓練
遭難救助の手順確認
南アルプス北部地区山岳遭難防止対策協会は21日、山での遭難救助を迅速に進めようと県警航空隊と合同でヘリコプターを使った訓練を行いました。 伊那市長谷の美和湖公園で行われた訓練には、協会の救助隊と航空隊合わせておよそ30人が参加しました。 ヘリコプターを使っての訓練は2年に1度行われています。 航空隊員はヘリの後ろはエンジンの吹き出しが強いことから近づいてはいけない、また接近した際、風圧で落石する場合があるなど連携した救助での注意点をあげていました。 ワイヤーを使っての訓練では降下と上昇を繰り返し行い、遭難者を手際よくヘリに乗せる手順を確認していました。 県警航空隊の救助ヘリは今年9月末現在で216回出動し飛行時間はおよそ226時間にのぼるということです。 南ア総隊協と県警航空隊は4月に合同で遭難者の救助にあたり救出した実績があります。 南ア総隊協ではヘリの特性を知ることで合同で救助にあたった場合的確な行動がとれるようにしておきたいと話していました。