美和ダムが観光スポットに
伊那市長谷のダム施設などが、都会に住む人たちから観光スポットとして脚光を浴び始めています。 24日は、中京圏から、日帰りバスツアーに参加した34人が、長谷の美和ダムや洪水バイパストンネルなどを見て歩きました。 美和ダムの洪水バイパストンネルは、ダム機能を恒久的に維持するためのもので、全国で2番目に作られ、全国で唯一公開されています。 トンネルでは三峰川総合開発事務所の職員が、「長さは4300メートルで、1秒で25メートルプールが満杯になるほどの水を流す事ができる」などと説明していました。 参加者は、写真を撮ったり、構造や機能などについて次々に質問していました。 このツアーは、ダムなどの構造物に関心を持つ人達のニーズに答えようとネクスコ中日本が今年初めて企画したものです。 トンネルが通行できなくなる出水期を避け、今月に入り2回行われました。 参加した人は、「ダムが好きな人は多いと思います。そういう人をターゲットにしたツアーはいいですね」「バイパストンネルが見たくて参加しました。大人になったら社会見学がないのでこういうツアーはおもしろいです」と話していました。 観光客は、この日、秋葉街道なども散策したということです。 ツアーは、好評のため、来年も実施される予定だということです。