伊那谷ねっと

サイトマップ ニュース検索
105/(金)

ニュース

復活した遊休農地で栽培 ソバの収穫喜ぶ

 高遠町藤沢荒町の遊休農地に牛を放牧して復活を目指している、地元のボランティアグループ「あすなろ会」(秋山靖樹会長、23人)は13日夕、再生した一部を利用して作ったソバの収穫祭を荒町公民館で開いた。
 農業従業者の老齢化などに伴う復活策として昨年、畜産農家から借り受けた牛を放牧して農地をよみがえらせる試みを始め、今年は復活した一部(約80アール)にソバを栽培した。
 地元の主婦らが収穫したうちの8キロをそば打ちして、地域住民約70人に振る舞った。参加者は辛味大根とネギを入れたそば汁につけ、・スズルズル・スと音を立てて「おいしい」と舌鼓、収穫の喜びをかみ締めた。残りは農協に出荷し、運営費にまわす。
 秋山会長は「遊休農地の再生には満足している。ソバは、大ざっぱに種をまいたために、収穫は思うようにできなかったが、次からは工夫していきたい」と話していた。
 あすなろ会は来年度以降、ソバ以外に野菜や花などの栽培も検討していくという。

前のページに戻る 一覧に戻る