市長が信大で新規就農説明会
伊那市は、人口増加策の一つとして、信州大学農学部の学生を対象にした新規就農の説明会を30日初めて開きました。 30日は白鳥孝市長が信大農学部を訪れ、伊那市が行っている新規就農者への支援策や、農林分野への就業の可能性について説明しました。 現在伊那市では、新規就農者への補助金の交付や空き家バンクを使った住居の斡旋などを行っています。 去年伊那市での新規就農者は13人で、そのうち2人が信大農学部のOBでした。 白鳥市長は、「これだけ農業、林業の資源がある場所は他にはない。伊那に残りたい人が残れる仕組み作りを進めていきたい」と話していました。 この後、「伊那で暮らすために」をテーマに学生とディスカッションをしました。 学生からは、「地元の人と関わる機会を増やしてほしい」「公共交通機関を充実させてほしい」「SNSを使った若者への情報発信が重要」といった意見が上がっていました。 伊那市は、11月1日に新規就農支援に関する公式サイトを立ち上げ、就農時の課題となる農地の確保など、総合的に就農支援の情報を発信していくとしています。