伊那市手良中坪の歴史を紙芝居で紹介
伊那市手良中坪の歴史を調査する活動を行っている中坪の歩み研究委員会が手良保育園で30日地域の歴史を紹介した紙芝居を披露しました。 30日は中坪の歩み研究委員会の会員2人が保育園を訪れ、手作りの紙芝居2作品を園児に披露しました。 30日上演した「清水庵物語 観音夢語り」という作品は、中坪にある清水庵の由来について描かれたものです。 清水庵には60年に一度御開帳される観音様が祀られています。 観音様は、戦国時代に織田軍によって寺が焼かれたときに空を飛んで逃げ出したと言い伝えられています。 この観音様が村人にお告げをしたことで現在の清水庵が建てられたということです。 住民有志9人で平成8年に発足した中坪の歩み研究委員会は、地域の歴史を調べ、毎月冊子を発行しているほか、紙芝居の制作も行っています。 高橋忠会長は、「紙芝居をきっかけに、地域の歴史について関心をもってほしい」と話していました。