(農)田原が農林水産省経営局長賞
伊那市東春近の農事組合法人田原は、全国担い手サミットの優良経営体表彰で、農林水産省経営局長賞を受賞しました。 31日は、農事組合法人田原の中村 博組合長と、酒井 弘道事務局長が、JA上伊那本所を訪れ、牛山喜文専務に報告しました。 30日、石川県で開かれた全国担い手サミットで田原は、優良経営体に送られる農林水産省経営局長賞に選ばれました。 31日も、農事組合法人田原のネギ出荷場では、組合員が汗を流していました。 優良経営体の表彰は、全国農業会議所とJA中央会で作る全国担い手育成総合支援協議会が毎年行っています。 農林水産省経営局長賞は、農林水産大臣賞に次ぐもので、田原は集落営農部門で全国5団体のうちのひとつに選ばれました。 農事組合法人田原は、10年前に発足し、現在82人が加盟しています。 平成23年度と24年度には、国の耕作放棄地再生利用緊急対策交付金を受けて再生した16ヘクタールの畑を引き受け、ネギや麦などを栽培しています。 全体で、20ヘクタールで米を、10ヘクタールで麦を、3ヘクタールで野菜を生産しています。 伊那市と友好提携している新宿区の区民を再生した畑に招き交流する事業も進めています。 組合員全員で支えあうことをモットーにしていて、それぞれが役割分担をしながら、法人を支えている点も評価されたものとみられます。 JA上伊那の牛山専務は、「他の法人の模範としてこれからも活躍してほしい」と話していました。