特殊詐欺 1,041万円被害
伊那市に住む60代の男性が「宝くじの当選番号を事前に教えてもらう事ができる」などと言われ、現金1041万円を騙し取られる詐欺被害にあっていたことが分かりました。 伊那警察署の発表によりますと、今年5月上旬、被害に遭った男性は、インターネットで宝くじの当選番号情報を提供する会社を見つけメールで連絡しました。 この会社から電話で「情報元を通じて、当てる数字を事前に教えてもらう事ができる」「情報料が要る」などと言われ、指定した口座に現金を振込み、当選番号を教えてもらったという事です。 教えられた数字でくじを購入しましたが当たらず「機械の調子が悪い」「次は大丈夫」などと言われ、10月までに23回にわたり1041万円を振り込んだという事です。 情報提供会社の倒産通知が届き、連絡が取れなくなったことから、被害に気づき、5日警察に被害を届け出ました。 今月に入り、伊那警察署管内で発生した、宝くじの当選番号情報をかたる詐欺被害は2件、被害額は合わせて1250万円余りとなっています。 伊那署では、冷静になり、「旨い話には安易に乗らない」「金銭の支払いは、1人で即決しない」など、詐欺被害防止を呼び掛けています。