権兵衛トンネル防災訓練
伊那と木曽を結ぶ国道361号伊那木曽連絡道路「権兵衛トンネル」で12日、万が一の事故に備え、防災訓練が行われました。 防災訓練は、トンネル内での自動車事故や車両火災に備えようと開通した平成18年から毎年行われています。 トラックが対向車線にはみ出し、乗用車と衝突して火災が発生したとの想定で行われました。 訓練には、伊那、木曽、塩尻地域の警察や消防など80人が参加しました。 12日は、一般車両の通行を規制して権兵衛トンネルの木曽側入り口からおよそ350メートル中に入った所で訓練が行われました。 伊那消防組合と木曽広域消防が車両に閉じ込められたけが人を救助しました。 木曽レスキュー隊は、けが人が車に閉じ込められた想定で、エンジンカッターや油圧スプレッターを使って救助していました。 また、消火訓練も行われトンネル内の消火栓からホースを取り出し放水していました。 トンネルを管理する木曽建設事務所によると10月末現在、開通からの利用車両の累計は、およそ1,090万台、1日平均3,900台となっています。 尚、これまでトンネル内で大きな事故は起きていないということです。