スペシャルオリンピックス車座集会-細川佳代子さんを囲んで-
05スペシャルオリンピックス(SO)冬季世界大会=今年2月・長野県など=のペルー選手団ホストタウンだった箕輪町で16日、「SO車座集会-細川佳代子さんを囲んで-」があった。SO日本の細川理事長らがホストタウンのお礼や日常的なスポーツトレーニングプログラムの啓発に役場を訪れ、町や町社会福祉協議会、元SO箕輪町実行委員会の有志、住民ら約100人が参加した。
細川理事長は、日本は知的障害者に対する福祉が先進国の中で一番遅れている-と指摘。「世界大会が終わりではなく、これからが始まり。一人ひとり能力に違いがあって当たり前。意識を変え、共に支え、助け合って地域社会で一緒に生きていくことが本当の福祉」とし、障害者とボランティアが年間を通してスポーツに取り組むSOの活動を紹介して、「主役は市民。皆さんの町でも希望と夢をもって取り組んでほしい」と願った。
来年4月に長野市であるフロアホッケーメモリアル大会への参加も呼びかけた。
意見交換では、「SO活動にどこから手をつけていいかわからない」など不安の声があり、細川理事長は「やる前から心配したら進めない。皆で協力し努力することが楽しい」とし、コーチ研修会の受講も勧めた。有志から、「皆さんの気持ちを少しください」と活動に向けた呼びかけもあった。