「信州の伝統野菜」羽広菜のかぶの漬け込み作業 始まる
上伊那で唯一「信州の伝統野菜」に認定されている、羽広菜のかぶの漬け込み作業が、伊那市西箕輪で14日から始まりました。 前日に収穫した80キロのかぶが、次々と機械にかけられ洗われた後、粕漬けに加工されていきます。 伊那市西箕輪の農業公園みはらしファーム内にある農産物加工場では、朝から、羽広菜生産加工組合のメンバー6人が作業に追われていました。 羽広菜は、西箕輪羽広を中心に昔から栽培が行われてきたもので、普通のかぶより歯ごたえがあるのが特徴です。 粕漬けは、縦に2つに切ったあと、地元産の酒粕と味噌、砂糖などを混ぜたものに漬け込み、20日から30日ほど熟成させます。 羽広にある組合の畑は20aほどあり、毎年4トンの羽広菜かぶを収穫しています。 羽広菜生産加工組合は、生産者が減少する中、伝統の味を残していこうと、平成4年に農家16人で発足しました。 羽広菜のかぶ漬けは、12月上旬から来年3月頃まで、みはらしファームや南箕輪村のファーマーズあじ~な、ニシザワなどで販売されます。 価格は、250グラム入り、300円となっています。