中学校の朝練「技術や体力が向上」64% 「睡眠不足」28%
伊那市議会一般質問で松田泰俊教育委員長が報告
県教育委員会が今年9月に行った中学校の朝の部活動のアンケートで、伊那市の生徒は64%が「技術や体力が向上する」と朝練の良さを実感している反面、28%が「睡眠不足を感じている」との結果がわかりました。 アンケート結果は、12日に開かれた伊那市議会12月定例会一般質問で、松田泰俊教育委員長が、議員の質問に対し答えたものです。 県教委は9月に県内の中学校を対象に調査を行い、伊那市内では、東部中、春富中、西箕輪中の1、2年生91人が回答しました。 それによりますと「朝練の良さとして感じている事は」との問いに「技術や体力が向上する」と答えたのが64%、「爽快な気持ちになる」が43%、「一日の生活が充実する」が33%でした。 一方で朝練後の1時間目の授業については、24%が疲れて集中できなかったと回答し、28%が睡眠不足を感じていると答えています。 家を出る時間は、午前6時半前が57%、7時前が93%となっています。 長野県教育委員会から依頼を受けた検討委員会は、中学校の運動部の朝練について「原則として行わない」との報告書を提出しています。 松田教育委員長は「これから示される県教委の方針を参考に、学校、地域の実情を考慮しながらより良い部活動の在り方を検討していきたい」と話していました。