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天竜川上流河川懇談会に50人

水位観測所など意見を出し合う

天竜川上流河川懇談会に50人

 南箕輪村の村民センターで17日夜、天竜川上流河川懇談会があった。地域住民ら約50人が集まり、村内にある北殿水位観測所を理解するとともに、天竜川の将来像について意見を出し合った。村、国土交通省天竜川上流河川事務所主催。
 水位観測所は、水位の状況によって水防活動や避難勧告の目安の一つとなるもので、河川ごとに設定されている。
 懇談会は、参加者一人ひとりが自分の意見を付せんに書き、意見集約する方法で進められた。
 地元に観測所があることを「全く知らなかった」「あることは知っているが、機能がわからない」という参加者もおり、地域住民への説明の必要性が挙がった。また「水位は数字でなく、色で表示をしたらどうか」「危険ラインの明示がほしい」などの提案もあった。
 将来像では、村周辺の天竜川を写した航空図を用意。参加者が具体的な地点を示し、中州にある樹木の伐採などを要望した。
 これらの意見は、反映できるものはしていく。
 会場には、天竜川の災害と治水、水生生物調査の取り組みなどのパネルが展示された。
 河川懇談会は、夏に開いた区長会などから水位情報がわかりづらいなど河川に対する意見が出たことから初めて開催。今後、各自治体の意向によって流域住民の意見を聞く場を設けていく予定。

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