ゴトー電機が伊那公園の遊具修理
プロモーションビデオ作りでボランティア
伊那市上ノ原のゴトー電機(後藤博明社長)はこのほど、自社製品の回転式塗膜等剥離機ロータリーブラスターのプロモーションビデオ作成をかねて、伊那公園のさび付いていたブランコの修理をボランティアで行った。
25日からさびや古い塗装をはがす「ケレン」作業。雨の日を避けてさび止めを塗り、仕上げ塗装をした。
同社のロータリーブラスターは高性能のブラシを縦方向に回転させ、各種シーリングや古い塗装をかきとる機械。自動車整備工場など多く使用されている。
グラインダーと違い、「ケレン」する面が平面でなく球面や凹凸面であっても使い勝手が良いことから、同社ではこの機械の用途を建設産業などにも広げようとしている。
そのためのプロモーションビデオ作成を考えていたところ、小学校や公園にある遊具が素材として最適であることに気付き、市の商工観光課や建設課を通じて、伊那公園のブランコを修理することになった。
後藤社長は「丸パイプ状のもののケレンが容易にできることを示す実例が映像で欲しかった。プロモーションビデオ作りが、市民や子供のためになるならば一石二鳥。でも、実際に自分たちでやってみて、ケレン作業をする人の大変さが良くわかった」と話した。