ネクスト:信州新世代のアーティスト展
下平千夏さんは2万個の輪ゴムでインスタレーション
長野県にゆかりがある若手芸術家をとりあげた「ネクスト:信州新世代のアーティスト展」が18日から伊那文化会館で始まります。 県が若手芸術家支援事業として、2010年から開いているもので、4回目となる今回は、長野市在住でアニメーションの榊原澄人さん、駒ヶ根市在住で現代美術の下平千夏さん、長野市在住でグラフィックデザインの轟理歩さんの作品が並びます。 このうち駒ヶ根市在住の下平千夏さんは、場所や空間を作品にするインスタレーションと呼ばれる表現手法を用いています。 下平さんは、箕輪中学校から伊那北高校に進み、武蔵野美術大学、東京芸術大学大学院で学びました。 現在は、駒ヶ根市在住で東京や神奈川で個展を開催するなどの活動をしています。 作品は、3.5メートル四方の廃材に20万個の輪ゴムを結び、横9メートルほどの空間を生み出しています。 5メートルほどに結んだ直線状のもの320本を廃材に固定し、両側で引っ張りあっています。 中央部分で交差していて、眺める角度で違った風景と質感を感じることができます。 地元が生んだ新しい世代の美術を感じることができる「ネクスト:信州新世代のアーティスト展」は、18日から2月2日まで、伊那文化会館美術展示ホールで開かれます。 入場は無料です。