箕輪町郷土博物館 富貴原郷開拓団の冊子刊行
箕輪町郷土博物館は、昭和16年以降に、箕輪町内などから満州を開拓するために渡った開拓団の冊子「満州開拓 富貴原郷開拓団の記憶」を刊行しました。 冊子には、開拓団の関係者でつくる富貴原会(ふきはらかい)の会員の手記が掲載されています。 当時子どもだった自分を守る母親の姿や、衣食が十分でなかった様子が綴られています。 博物館によりますと、昭和16年以降、満州へは、当時の箕輪町を含む、上伊那北部開拓団の団員およそ300人が渡りました。 上伊那北部開拓団はのちに、「富貴原郷開拓団」と呼ばれるようになりました。 開拓団の本部は、中箕輪村役場、現在の箕輪町役場にあったということです。 「富貴原郷開拓団の記憶」は、200部作られていて、上伊那の図書館や学校に置いてあるほか、箕輪町郷土博物館でも見ることができます。