美篶芦沢で江戸時代から続く「お日待ちの行事」
大護摩供法要で1年間の無病息災を祈願

伊那市美篶芦沢で江戸時代から続く「お日待ちの行事」が23日に行われ、地域住民が1年間の無病息災を祈願しました。 芦沢にある真福寺で大護摩供法要(おおごまくほうよう)が行われ、美篶の住民23人が参加しました。 今年で267回目となるお日待ちの行事は江戸時代に始まりました。 昔、2年間行わなかったところ大飢饉や火災が起こったとされ、以来、毎年1月23日に行われています。 かつては、酒を酌み交わしながら徹夜で日の出を待ち、太陽に祈願する行事でしたが、現在は法要のみ行われています。 法要では、家内安全や厄払い、商売繁盛などの願い事を書いた札や飾り物が、護摩木で炊いた火にかざされました。 祈祷を受けた札や飾り物は、美篶や高遠町地区の各家庭に配られ、1年間、家に飾られるということです。