西箕輪上戸で塞の神
無病息災や五穀豊穣を願う火祭り行事、塞の神が25日、伊那市西箕輪上戸で行われました。 25日は、朝から子ども達が各家をまわり、大文字で持ち帰った花飾りや巾着の他、門松などのお正月飾りなどを集めていました。 塞の神は、せいの神やどんど焼きとも呼ばれています。 上戸では、毎年1月20日の大文字下ろしの後の最初の土日を使って行っています。 近くの田んぼには、木や竹を使って高さ8メートルほどの櫓が組まれていて、そこに針金やビニールを外した正月飾りを運んでいました。 火がつけられると、勢いよく燃えていました。 この火の中に、習字を投げ込んで高く舞い上がると字が上手くなると言われていることから、子ども達は火に近づいて投げ入れていました。 ある保護者は、「子ども達が大人になった時に自分達の子どもに地域の文化や歴史を伝えていってほしい」と話していました。 おきになると、餅やマシュマロ、竹輪などを焼いて味わっていました。