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魚が上る道「魚道」

魚の遡上手助けで工夫

魚が上る道「魚道」
魚が上る道「魚道」

河川に造られたダムや堰堤により妨げられた魚の遡上を助ける魚道。 魚が上る魚道には様々な形式のものがあり工夫が凝らされています。 動植物の生態に詳しい、元信州大学農学部教授の建石繁明さん。 建石さんは、県が管理している小黒川に造られている古い魚道について、その形状から魚が遡上することは難しいと指摘します。

魚が見つけにくい「突出型魚道」

魚が上る道「魚道」
魚が見つけにくい「突出型魚道」

この魚道は「突出型」と呼ばれその形状は堰堤から下流に長く伸びています。 入口は川の端にあり狭いことから上ってきた魚が見つけにくくそのほとんどが堰堤のまわりにとどまります。

天然石を配置した太田切川の魚道

魚が上る道「魚道」
天然石を配置した太田切川の魚道

一方天竜川上流河川事務所が管理している大田切川では天然石を配置して魚道をつくりました。 この魚道では石の配置を工夫することにより魚の遡上が増えたということです。

川に生息の生物に配慮した整備必要

魚が上る道「魚道」
川に生息の生物に配慮した整備必要

治水のための河川改修工事が進められる中、建石さんは川に生息する魚など生き物に配慮した整備が必要だと話します。

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