農産物の「箕輪ブランド」づくりへ
有機たい肥や低農薬による「箕輪ブランド」の農産物生産を目指し、箕輪町認定農業者協議会内に設置した箕輪ブランド研究会(根橋英夫会長)が、ブランド確立に向けた取り組みを進めている。箕輪ブランドの第1弾で06年度、「信州・みのわ米」のオーナー制度導入、アイガモ農法で栽培する「あいがも米」の販売を計画している。
研究会は、協議会(会員40人)の専門部会として役員を中心に9人で組織。協議会活動の一つに「豊かで特色ある産地づくりの研究」があり、「箕輪ブランドの農産物生産」を目標にしていることから設けた。
計画では、会員が栽培している米を「信州・みのわ米」と名付け、オーナー制度を取り入れることで全国に「箕輪」の名を広める。“ファーマーの仲間入り”と銘打ち、田植え、草取り、稲刈りなどの農作業体験ができ、収穫したコシヒカリ白米50キロを渡す。イワナ釣りや竹馬、竹とんぼ作りなどの遊びも盛り込む。1口2万7千円で募集は40口。
「あいがも米」は、有機たい肥を施した水田にアイガモの“アイちゃん”を放し、雑草を食べさせることで除草剤を使わず、低農薬で栽培する。「信州“みのわ”の極上米」として、06年度産米を5キロ3千円で予約販売する。限定60口。
「有機たい肥、低農薬で栽培方法を確立し、箕輪ブランドとして売り出していきたい。将来的には、町認定農業者の数も増やしたい」と意欲を見せている。問い合わせは町役場産業振興課(TEL79・3111)へ。