記録的な大雪 伊那ケーブルテレビの観測では50センチ
交通機関などにも影響
8日の伊那地域は、発達中の低気圧の影響で観測所のある飯田市では降り始めから午後4時までに31センチの積雪を観測しました。 伊那ケーブルテレビでは50センチとなっています。 2月の積雪としては最も多く、交通機関にも大きな影響が出ています。 未明から降り始めた雪は、午後になっても止まず、伊那地域は降り始めの午前2時から午後4時までに伊那ケーブルテレビの計測では50センチの積雪となっています。 この雪で交通機関に影響が出ています。 中央自動車道は、午後4時現在中津川IC―八王子料金所の間で上下線で通行止めとなっています。 長野道は、岡谷JCTから更埴JCTの間で上下線とも通行止めとなっています。 この影響で、高速バスは全線運休となりました。 JR飯田線は、午後4時現在上下線で運休や遅れが出ています。 一般道にも影響がでています。 箕輪町長岡地籍の竜東線では、横殴りの雪で視界が悪くなり、少なくとも3台の車が道路脇の土手に落ちて動けなくなっていました。 他にも北小河内の竜東線では、トラックがスリップした影響で午前10時45分から正午まで通行止めとなった他、大型トラックのスリップにより国道361号の中の原交差点から権兵衛トンネル入り口まで、午後4時現在通行止めとなっています。 伊那警察署によりますと、物損事故が多数発生しているということです。 市街地や住宅街では、住民が歩道の雪かきに追われていました。
日影区除雪応援隊 初出動
市街地や住宅街では、住民が歩道の雪かきに追われていました。 こちらは、伊那市日影の住宅です。 日影区では、高齢者の住宅や生活道路の雪かきを行う除雪応援隊を、去年12月に発足させました。 隊員は、公募で参加した50代から70代までの11人です。 中にはトラクターを使った除雪を行う人もいます。 今朝は、雪かきの依頼が次々と舞い込み、現場に近い隊員が駆けつけていました。 除雪は気を使わずに頼めるよう、1回あたり500円です。 長野地方気象台によりますと、この雪は9日の午前零時ごろまで続くということで、引き続き交通障害や路面の凍結などに注意を呼び掛けています。