手話講習会
駒ケ根市のボランティア団体「駒ケ根手話サークル」(堀内悟会長)は17日夜、市内の医療関係者を対象にした手話講習会を同市の障害者センター高砂園で開いた。医師、看護師など男女6人が参加し、聴覚障害者らから医療用語を中心とした手話の指導を受けた。
3人の聴覚障害者は病院などに行った際、耳が聞こえないため必要な会話ができずに困った経験談などをサークルメンバーの通訳を通じて参加者らに訴えた。医師らも「障害者が患者として来院した時は筆談などで意思を伝えようとするのだが、話が通じているのかいないのか分からないことが多い」と話し、手話による意思疎通の必要性を感じていると話した=写真。
続いて、聴覚障害者が病院などを訪れた際に最低限必要と思われる言葉として挙げられた熱、薬、痛い、血圧、レントゲン窶狽ネどの手話表現の実技講習が行われた。参加者らは真剣な表情で取り組み、講師らの指導を受けながら何度も繰り返し練習していた。