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地域医療再生 概ね目標達成

地域医療再生 概ね目標達成

 県が平成21年度から5か年計画で実施してきた、地域医療再生事業の、上伊那地域医療再生推進協議会が19日、伊那市のいなっせで開かれ、概ね目標を達成できたとする5年間の総括が行われました。  地域医療再生事業は医師不足などで上伊那地域が厳しい医療環境に置かれるなか、公立3病院の連携や機能分担により地域医療の提供体制や経営環境などの改善を図るため5か年計画で取り組んできました。  この日の協議会では、課題となっていた、機能分担については、1次救急は開業診療所、2次救急は辰野総合病院、昭和伊南総合病院が担い、高度な3次救急を担う伊那中央病院に救命救急センターが指定されたことなどで新たな救命医療体制へ円滑に移行できたと報告されました。  極めて厳しい状況にあった、周産期医療体制の確保については、助産所が年間300件以上の分娩を担うなど、医療体制がある程度確保できたとしています。  医師など医療従事者の確保については、信州大学医学部と協定を締結、看護師育成のための学習施設の拡充などに取り組んできましたが、県平均の水準には至っていません。  今後は、信州大学附属病院との連携や看護師確保のための奨学金制度は継続して行くということです。  上伊那地域医療再生推進協議会は今年度が最終年度となるため3月31日をもって解散することになっています。  尚、上伊那地域医療再推進生協議会解散後は、上伊那地域包括医療協議会に移行し、事業の継続をしていきます。

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