中村不折につづけ 書道展始まる
小学生の書き初めが並ぶ
伊那谷縁の画家・書家として知られている中村不折の精神を後世に引き継いでいこうと初めて開かれるイベント「中村不折につづけ子どもたちのかきぞめ書道展」が22日から、伊那文化会館で始まりました。 会場には、上伊那地区と松川町の小学校5、6年生の作品が展示されています。 書道展は、伊那文化会館の開館25周年記念事業の1つとして、アルプス中央信用金庫、上伊那書道協会と合同で今回初めて開かれたものです。 冬休みの課題として書いた書き初めをクラスごと3作品ずつ募集し、合わせて399点が集まりました。 審査の結果、最高賞の中村不折賞には赤穂南小学校6年の中嶋健瑠君の作品が選ばれました。 アルプス中央信用金庫理事長賞には、高遠小学校6年の小松優斗君の作品が選ばれました。 上伊那書道協会会長賞には、高遠北小学校6年の斉藤桂さんの作品が選ばれました。 伊那文化会館館長賞には、伊那東小学校6年の平澤菜々子さんの作品が選ばれました。 審査員特別賞には、伊那養護学校6年の漆戸貴大君の作品が選ばれています。 実行委員会では、「日本の伝統文化である書き初めについて再認識するとともに、郷土の偉人をいつまでも忘れず、後に続く人を育てていきたい」と話します。 書道展は、3月2日日曜日まで伊那文化会館美術展示ホールで開かれています。