第3回菊の湯利用者でつくる「いい湯だな会」と行政の懇談会
去年12月で営業を終了した伊那市の銭湯「菊の湯」の利用者でつくる「いい湯だな会」と行政の懇談会が25日、伊那市のタウンステーションいなまちで開かれました。 この日は、市役所の職員と菊の湯の利用者10人が、銭湯の廃業に伴い今年1月から運行を開始している西箕輪のみはらしの湯までの送迎バスについて話し合いました。 無料送迎バスは、伊那市荒井のセントラルパークの駐車場から乗降し、みはらしの湯まで行くことができます。 バスの運行は、伊那市観光株式会社が行っていて、来年3月末まで実施することになっています。 伊那市によりますと、1月の運行開始から今月19日まで、のべ671人、1日平均30人が利用しているということです。 利用者からは「菊の湯を一緒に利用していた人達とまた会える機会ができて嬉しい」といった意見や、 「来年3月以降も運行を続ければ、定着して利用する人が増えるかもしれない」といった要望が出されました。 職員は「中心市街地が乗降場所になっているので、利用者が増えれば活性化にもつながる。お年寄りが出かける機会にもなるので、意見を尊重していきたい」と話しました。 いい湯だな会では、行政と懇談会を定期的に行い、市街地への入浴施設の設置を呼びかけていくということです。