被災地の子どもたちの言葉 絵手紙に
東日本大震災からまもなく3年を迎えます。 伊那市西箕輪の荒恵子さんは、震災で避難した子どもたちの言葉を元に紙芝居を制作しています。 荒さんは、福島第一原発から15キロ離れた所にある福島県南相馬市出身です。 10年前から息子が暮らす西箕輪で生活を始め、絵手紙の講師をしています。 震災以降、荒さんは絵手紙を通して被災地の子供達と交流したり、被災地を訪れ感じた思いを絵手紙にしています。 今でも定期的に岩手県の海産物を取り寄せ、知人などへ販売し義援金を集めています。 震災から3年目を迎えるにあたり荒さんは、震災を風化させないために、また事実を子どもたちに伝えたいとの思いから紙芝居の制作にあたっています。 紙芝居の題材になっているのは、宮城県石巻市の寺に避難し、共同生活していた子どもたちがつぶやいた言葉です。 寺の住職の奥さんがそのつどメモして本にまとめました。 荒さんは一週間前から紙芝居作りを始めていて、子どもたちが避難生活で発した言葉を書いていました。 絵は、掲載されている写真を元に書きました 紙芝居は、全部で15枚作る計画で、6月に宮城県や福島県の被災地でお披露目することになっています。