東春近田原・西箕輪上戸 地名調査結果を報告
古い地名の調査を進めている伊那市東春近の田原グループと西箕輪の上戸グループは、今年度の調査結果をまとめ、6日報告しました。 この日は、伊那市役所で調査報告会が行われ、各グループから今年度の調査結果が報告さました。 東春近田原は、全区民を対象に行ったアンケートや高齢者から話を聞くなどして調査を進めてきました。 田原では、子どもを出産した時の胎盤や動物を埋葬した所に石を置いたのが由来とされる「石仏(いしぼとけ)」など21か所の古い地名についてまとめました。 西箕輪上戸は、今年度9回の会合を開き話し合いを重ねました。 上戸では、西箕輪羽広の仲仙寺の鐘を作ったのが由来とされる「鐘鋳場(かねえば)」など90か所を超える地名が見つかりました。 古い地名調査は、伊那市が進めているもので、「昔から人々の生活と根付いてきた地名にみんなが興味を持って後世に伝えていこう」という目的で今年度から始まりました。 来年度への課題として、昔のことが分かる人を開拓することや、資料を保管していくことが挙げられました。 今年度は先行して東春近地区と西箕輪地区の17グループで調査を行ってきましたが、来年度は4地区32グループに拡大し調査を進めていくということです。