西駒山荘に使用する木材到着
伊那市が去年8月から建て替えを進めている中央アルプスの西駒山荘。 本格的な建設が始まる雪解けを前に山荘に使用する木材の検査が17日、駒ヶ根市で行われました。。 湿気に強いヒノキやアメリカ産の松などを使用します。 標高2690メートルの西駒山荘は、積雪が多く、風が強いため柱や筋違が通常の建物より多く使われるといということです。 昨日は、工事を請け負っている伊那市の建設業者や設計業者、市の職員など7人が参加し、建設に使用する木材の検査を行いました。 木材に含まれる水分の割合を計る含水率の確認や品質に問題がないかなどをチェックしました。 西駒山荘は、1913年大正2年に起きた中箕輪尋常高等小学校の遭難を教訓に、その2年後の1915年、大正4年に建設されました。 建設から100年近く経過し老朽化していることから歴史的価値の高い石室部分を残して木造部分の建て替えを進めています。 工事は、去年8月から始まっていて10月に基礎工事が終わっています。 現在は、雪で作業ができないため雪解けを待って、5月の始めから建設作業が始まる予定です。 現場で大工工事を担当するのは若宮建築の林博文さん。 林さんは、これまでに数多くの、山小屋の建設や避難小屋の改修などを手掛けています。 今後は、必要な長さに切ったり、削る作業を行い4月中に仮組をする計画で、7月末の完成を目指します。