伊那市手良で井上井月を偲ぶ句会

伊那市手良の住民有志は井上井月を偲ぶ句会を29日、中坪公民館で開きました。 句会には、9人が参加しました。 井上井月を偲ぶ句会は、今回で15回目で、井月の命日にちなんで毎年3月に開いています。 これまでは優れた句を表彰していましたが、優劣をつけるのではなく研究に重点を置いて行こうと、今年から表彰をとりやめました。 句会にはあらかじめ今回の参加者が22句を提出していて、今日は俳人の春日愚良子さんが添削していきました 「我が庭で樹氷の見える寒さかな」という句は「我が庭の樹氷の見える春浅し」と添削されました。 その理由について春日さんは、「樹氷という言葉で寒いことはわかる。寒さかなと説明するのではなく、発想を転換させ、ほかの言葉で置き換えた方が良い」と話していました。 井上井月を偲ぶ句会は、井月が手良で句会を開いていたことから住民有志が行っているもので、年一回の句会の他、吟行なども行っています。