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高遠小で高遠城の絵図新たに2枚発見

 高遠町の高遠小学校資料庫からこのほど、高遠城の絵図が新たに2枚発見された。これにより、高遠城やその周辺の様子を描いた絵図は、町が確認しているだけで80点となった。町教育委員会は、この2枚を町立歴史博物館か古文書館に移管したいとしている。
 見つかった絵図のうち1枚は横2・30メートル、縦1・8メートルほどの大きさ。江戸時代初期、鳥居忠春と忠則が藩主だった1936年から1689年の間の高遠城を含む藩士の武家屋敷割りが描かれている。
 町教委によると、絵図には幕末の学者である中村元起(1820窶・884)の庵をさす「希月舎蔵」の判が押されていることから、謄写した絵図を中村元起が所持していたとみられる。
 鳥居時代のものは、今回と同様の屋敷割りと、簡略化されたものが11点確認されている。
 絵図は町教委が同校資料庫の古文書などを、整理調査していて発見。ほかにも、明治初めころの教科書や古文書、進徳図書館の書籍なども見つかった。

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