談合の疑い 大明化学に検査
地方自治体が発注する水処理剤の入札で談合していた疑いがあるとして、公正取引委員会は、独占禁止法違反の疑いで、8日、南箕輪村の大明化学工業などに立ち入り検査を行ないました。 疑いがもたれているのは、南箕輪村に本社を置く大明化学工業と、兵庫県の化学メーカー「多木化学」です。 公正取引委員会は、地方自治体の浄水場で使用されている水処理剤の入札で談合していた疑いがあるとして、8日、2社に立ち入り検査を行いました。 大明化学工業では、県内外の自治体に対し、浄水場の水処理で使用する処理剤の「凝集剤」を出荷しています。 今回、兵庫県の化学メーカーと大明化学工業の2社が事前に話し合い、どちらが受注するかきめていた疑いがあると言う事です。 大明化学工業は、「突然の検査ということだが、公正取引委員会の検査には全面的に協力したい」とコメントしています。