踊り、さくら茶で花見ムード盛り上げ
高遠城址公園では花見ムードを盛り上げようと16日、踊りや桜茶のサービスが行われました。 南ゲート付近では、高遠小学校の5年生40人余りが武田信玄の5男・仁科五郎盛信と織田軍との戦いを表現した舞、「孤軍高遠城」を披露しました。 高遠小学校では、毎年、花見遠足で城址公園を訪れています。 2年前から、観光に関り訪れた人達をもてなそうと子供達が発表を行っています。 子どもたちは満開の桜の下で堂々と踊りを披露していました。
桜雲橋近くでは東京の大道芸人がかっぽれを披露し、花見客を楽しませていました。 かっぽれを披露したのは東京の大道芸人で光江流社中・桜川光江家元率いる20人です。 桜川さんによりますと「かっぽれ」は元気の出るおめでたい大道芸として江戸の末期に始まり、明治時代に歌舞伎役者等が踊った事から広く知られるようになったという事です。 桜川さんらのメンバーの中に高遠出身者がいたことなどが縁で6年前から毎年この時期に訪れています。
伊那市商工会女性部高遠支部のメンバーは3千人分のさくら茶を振る舞いました。 さくら茶は八重桜の塩漬けにお湯を注いだもので毎年、女性部が観光客に振る舞っています。 3千杯のさくら茶と、名物の高遠まんじゅう千個が用意されました。 このさくら茶のサービスは30年前から行われていて、女性部では「地元のみなさんにも味わってほしい」と地元からの来場も呼び掛けていました。 この日用意されたさくら茶は、2時間程で無くなったということです。