評価シートをもとに審議
宮田村の来年度から5年間の施策方針を示す「第4次総合計画後期基本計画」を検討する村総合計画審議会は29日開き、本年度までの計画実績を示した「評価シート」をもとに議論した。改築が先延ばしになっている中央保育園の取り扱い明確化などが意見として挙がるなど、各分野ごと具体的に話し合った。
評価シートは本年度まで5年間の「前期基本計画」を項目別に列挙し、村の担当部署が自己分析。現状と課題を示し、後期計画でどのように取り扱うか4段階で評価した。
「維持」と評価した保育の充実や子育て支援について、ある委員は「漠然としており、もっと力を入れるべき」と意見。
別の委員は中央保育園の改築が財政的に困難と指摘し「保育を強化、充実するために具体的な施策を示すことが必要」とした。
そのほか産業振興策について、「村がどのように関わっていくか具体的にして、財政支出のあり方なども明確にしたほうが良い」といった意見もあった。
村は8月末に地区懇談会を開き、後期基本計画策定に向けて幅広く住民の声を聞く。次回8月24日の審議会からは、村が後期計画の具体的な施策を示し、議論を深める。